2019年01月31日

犬と雪山トレッキング「ー15℃の猛吹雪で登頂断念!」杣添尾根(八ヶ岳・長野県)

ホワイトアウト状態でも元気いっぱい!?

2019年1月26日は八ヶ岳の杣添尾根を登った。
この日は全国的に寒波に見舞われ、
谷川岳方面=吹雪
浅間山方面=暴風
日光白根山=曇り
ということで、てんくらで「A」判定は八ヶ岳方面しかなかったからだ。

杣添尾根は横岳に登るコース。
途中の展望台から
赤岳ドーン!
富士山ギュイーン!
の絶景が堪能できるとのこと。
さすがに標高2800mオーバーの山にワンコと登頂は無理なので、
そこをゴールにしようとウキウキで出かけた。

スタート地点は別荘地の中。
この時点ですでに標高1776m(スマホGPS計測)あった。

天気はもちろん晴れ。
若干風が気になるが大展望を楽しみに出発した。

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今年はほとんどの山で雪不足だが、
ここは十分。
息子はガシガシとラッセルを楽しんでいた。

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ただし、このコースには大きな大きなネックがある。
約4km先の展望台までずっと樹林帯なのだ。
その間の展望は一切なし。

これは覚悟のうえだったので、
新雪を楽しみながら黙々と登る。

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そして3時間後。
大事件が起こる。

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5.jpg

樹林帯の中を歩いていたので気づかなかったが、
いつの間にか猛吹雪となっていたのだ。

推定気温-15℃
風速15m

でも山の天気は変わりやすい。
「もうちょっとだけがんばってみよう」
と歩き続けた。

そしてやっと視界が開けてきたところで振り向くと息子はこの状態に。


6.jpg

ちょっぴり震えている!?
おまけに白いチャウチャウになってしまったではないか

まままままずい!
私も写真を撮る指が寒さでジンジンしてきた。
つま先も痛い。
凍傷になるかも??

スマホのGPSを確認すると、
標高:2536m
活動時間:3時間30分
滑動距離:3.4km

このときちょうど展望台まで行ってきたという、
地元のおじいちゃん(73歳)とすれ違った。

「展望台まであと何分くらいですか?」

おじいちゃん
「普段は20分だけど、きょうは雪がさらさら過ぎるから30分以上かかるだろうね」

あと5分以上は絶対に登りたくない!
大至急下山することにした。

嫁と息子にUターンを告げると、
大賛成という回答。
しかし、表情は二人とも真っ暗。

「人間は防寒着を着ているからなんとか大丈夫だろうが、
薄着一枚しか着ていない息子はどうなってしまうのだろう……」

不安が重くのしかかる状態で下山を開始し、
息子の様子を確認する。

すると……。

7.jpg


ウキウキの表情で、
小鹿のようにぴょんぴょんとついて来る。
やっぱ犬は強い!

展望はゼロだったが、
得ることは大きかった登山だった。

ラベル:杣添尾根 八ヶ岳
posted by ZENTA at 12:47| Comment(0) | 犬と雪山登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月16日

犬と雪山トレッキング「最後の最後で報われた登山」中の大倉尾根(栃木県)

息子初の大滑落!?

2019年1月12日は、ずっ~~~と前から雪山に行くと決めていた。
だが運悪く1月4日から風邪っぴき

「速攻で治してやる!」
と薬を飲みまくった。
だが、それが逆効果だったようで、
高熱が出ない代わりに当日まで100%の復活とはならなかった。

おまけに今年はどこも雪不足。
当初は南八ヶ岳の編笠山を狙っていたが、
ヤマレコで確認すると頂上近くまで雪がない様子。

ここでないなら日帰りできる範囲では、
横岳の途中(赤岳の横)、日光の前白根山、黒斑山、中の大倉尾根(那須)くらいしか選択肢がない。

横岳(杣添尾根)は、ほとんど樹林帯を歩くらしいから弱った身体に悪い。
前白根山は、急登らしいから弱った身体に悪い。
黒斑山は、日帰りでギリギリの距離なので弱った身体に悪い。
中の大倉尾根は、尾根を絶景を見ながらのんびり歩くらしいから弱った身体にいい(ヤマレコ調べ)。

ということで那須へ向かった。
那須インターを降りると、道路にはほとんど雪がなかった。

若干不安を抱えつつスタート地点の北温泉の駐車場に到着。
ここでも雪はほとんどなし

テンション下がり気味で出発。
すると追い打ちをかけるようにツルツルに氷結した舗装道路を温泉まで下がるコースではないか!
「と、いうことはこの後登り返しがあるのか!?」

凍った道を5分くらい下りる。
ここからが本当のスタート。
1.jpg

案の定、下りきったところからやや急登がはじまった。
幸い積雪はふかふかの50㎝以上。
すぐに我々はスノーシューを装着。
先行者はスノーシューでも踏み抜いていた。

幸いといっても微熱中&急登。
しかもいつまで経っても樹林帯の九十九折。
身体に応える……。

途中危ないトラバースが2~3カ所あり、1カ所で泰楽が人生初の滑落(雪山2回目だけど)。


3.jpg
↑この先で息子が滑落。

銅像のように微動だにせずツツツーっと落ちていく息子。
とっさに助けようと手を伸ばすと、
握っていたiphoneを落としてしまった。
息子を追いかけるように滑落していくiphone。
呆然と見つめるしかなかった。

とはいえ、10mほど落ちたところで大木に当たり両方とも停止してくれた。
大至急下りて息子のお尻を押す。

しかし、息子は完全にビビってしまい、
足を動かすことができない。
完全にぬいぐるみ状態

仕方がないのでリードをつけてファイト一発で32㎏を引き上げることにした。
スノーシューのクランポン(爪)をフル活用して5~6分かかって救出。
若干熱が上がった。

4.jpg
↑救出後の様子。クランポンでムーンウォークした跡が分かる

その後も樹林帯が続き、
結局森の中を2時間半(3.2km)歩くことになった。

しかし、尾根にたどり着いてからの800mは大展望が開けていた。

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正面に三本槍岳↑。
左に茶臼岳↓。

6.jpg
↑左側が茶臼岳、右のとんがっているのが朝日岳らしい。真ん中は剣が峰?

右に赤面山(写真なし)。
振り返ると那須の街。
嫁は狂喜乱舞

8.jpg9.jpg

息子に心配されていた。

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これでそれまでの疲れが吹っ飛ぶ。
完全にプラスマイナスで言えばプラスに転換。
ヤマレコに書いた皆さんも同じ気持ちだったので、
途中の道のりには触れてなかったのだろう。

あと三本槍岳まで1kmのところまで近づいたが、
もともとそこまで行く体力はないと想定していたので、
予定通り途中の斜面で昼食。

11.jpg

帰りはフカフカの雪をを調子よく下った。

IMG_0604.jpeg

ただし、トラバースと九十九折ばかりでほとんど尻セードはできなかった。
また、最後の北温泉からの登りは10分くらいかかり、かなりきつかった。
この日の所要時間:6時間11分(体調悪い) 
歩行距離:7.8km 

〆の温泉は那須マウントホテルに行ったが冬季休館だった。
そのためその先の
那須大丸ガーデンで温泉に入った。
昭和の香り。小さな露天もあって600円。
かわいい柴犬がいた。

ちなみにゴンドラ乗れば2時間半で三本槍岳に登れるが
大人一人1410円で、ワンコは800円&駐車場代1000円。
なので我が家は全員で4620円。
あり得ない金額。
その理由は↓
http://dog.iehikaku.com/article/411990034.html

那須は雪が豊富で狙い目なのだが、
いつも強風&雪山コースが少ないのが最大のネック。

今後は大展望&尻セード可を期待して、
赤面山か高原山を狙いたい。



posted by ZENTA at 19:58| Comment(0) | 犬と雪山登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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