2019年11月29日

犬とカヌーと山「やっと川面からの紅葉に満足しました!」鬼怒川・ミツモチ山(栃木県)

頭上に覆いかぶさる黄・橙・紅に時の流れを忘れる
水位:佐貫(上)2.65m

4月、私はソワソワする。川下りを開始する月だからだ。
5月、私はワクワクする。川に潜りはじめる月だからだ。
そして11月、私はキョロキョロする。紅葉を観たいからだ。

なので2019年11月16日、恒例の紅葉川下り&トレッキングに行ってきた。
今年最後の川下りだ。
場所は栃木県の鬼怒川。

去年、一昨年は、
「寒くなってきた=寝坊したい」
で近場の御岳(東京都)に行っていた。
ここは間違いなく紅葉の名所だが、
意外に川下り中は楽しめない。
私レベルで下れる中流エリアには、
葉が色づく樹木が少ないのだ。
(その様子↓)
http://goldendoodle.seesaa.net/article/462980353.html?1575018620


そこで鬼怒川。
ここの紅葉を確かめたことはなかったが、
御岳よりは瀬が少なくてゆったり下れるうえに、
夏は川の両岸にもっさりと葉陰ができていたことは覚えている。
もしかしたらのんびりと川面を漂いながら、
目に焼き付くような錦を味わえるかもしれない。

スタートは籠岩の日帰り温泉。
無料駐車場からカヌーを100mくらい担ぐ。
川の水は台風の影響か白濁。
透明度はたぶん50mくらい。
しかも苔が生えて臭い。
前回夏に来たときは御岳並みにキレイで透明度は10mくらいあった。
残念。

しかしながら、ゴツゴツの奇岩&日光男体山ドーンからの出発で気分爽快!
1.jpg
真ん中が男体山で右が女峰山


男体山はすぐに隠れてしまったが、
女峰山は常に眺めながら下れる。


迫って来るような奇岩地帯を抜けると、
両岸に見事な色彩が……。

2.jpg

オレンジを中心に黄色、レモンイエロー、たまに紅。
頭上に「どうなのよ!」と覆いかぶさってくるので、
時間を忘れて「ぽっか~~ん」と口を開けて見上げてしまう。



このような流れが100mほども続いた。
御岳よりかなり楽しめる。

ちなみに水位が普段より35㎝低かったが、引っ掛かることはあっても歩くことはなかった。
しかも1級の長い瀬が3カ所。2級も2カ所あって、
迫って来る高さ数十㎝の水の壁に
「おりゃ! おりゃ! どっこいしょっ!」
と気持ちいいーースリルも満喫。

そして沈することなく「ちょっと寒くなってきた」というところでゴール。
1時間44分・6.2kmの川旅だった。
クルマ回収のチャリは6.7km・23分。
厚手の長袖Tシャツ1枚でチャリは寒かった。

その後のトレッキングは、日光の観光名所である神橋へ。
すぐ手前の無料駐車場に停めようとしたが、
さすが紅葉ピークの土曜日。
あと1kmを残して渋滞。
すぐにさっぱり諦めて横を向いたところにあった日光小学校臨時無料駐車場に停めた。
この判断が大正解。
風情あるお土産物屋などが並ぶ通りを歩いて神橋まで歩くことができた。

紅葉真っ盛りの神橋は、歩く隙間を見つけるのに苦労するほど観光客の嵐。
でも、泰楽に対して「この犬野郎!」という視線はなく、
上質な錦を堪能できた。

4.jpg

3.jpg

下を流れる大谷川の透明度は20mクラス。
ここを下れれば最高なんだけど岩が多すぎて無理。

大谷川

結局、憾満ヶ淵手前まで歩く。
1時間22分・4.7km。

楽しめたけど、すべて舗装道路だし、紅のカエデ系は少ないしで、
ここは川沿いの遊歩道がある御岳の勝ちかな。

キャンプは鬼怒川の広ーーーい河原で。

5.jpg

メニューは焼き肉&赤ワインばかりの我が家では珍しく、
ダッチオーブンおでん&熱々熱燗。
はふはふ+きゅっ~⇒ぷは~~
で気温2℃でもポカポカ。

だ~~れもいないし、
見上げると目をキュっとしてしまうほど光を放つ月がニコニコだし
焚き火で焼くマシュマロには胸がとろけるし……。

翌朝は6時起床。
クルマから出て振り返ると、
「こっこれってCG??」
と疑いたくなるようなオレンジグラデーションの大空。
雲の間から巨人の顔が「やぁ~、おはよーさん!」と挨拶してきそうな不思議な空気感だった。


6.jpg

そして那須近くのミツモチ山へ。
途中東古屋湖親水公園で湧き水を汲む。
出発地点の第一展望台駐車場は山奥で見つけるのが大変だった。
駐車場から山頂までは3km。
しかしゴーゴーの強風のため1km足らずの第二展望台でUターン。
手が寒かったー。
スタート地点は標高860mで、すでに紅葉は終了していた。
しかし、カエデの数は多い。
紅葉の穴場かも。

少し下って県民の森散策路に寄る。
標高650mで紅葉ピーク! 
10.jpg

9.jpg

特にカバのレモンイエローが鮮やかでテンション上がる。
7.jpg

しかし、どの散策路も100~200mで車道に出る。
再度行くならコースを確認してからにしたい。

さぁー、次回からは雪山だ!


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2019年10月01日

犬とカヌー「圧倒的透明度で”空飛ぶカヌー”を満喫」板取川・神崎川(栃木県)②

漕いでいる間はずっと”空飛ぶ絨毯”状態!?
(水位:下洞戸-0.7m 谷口―0.17m)

岐阜県、神崎川での川下りのつづき。
おへそ横にはりついたヒル野郎を
エイ! ヤッ!
で引きはがし、スタート地点の市役所(支所)に到着。
ネットでは皆さんここの駐車場で堂々と用意をされているようだが、
どうしても市民のためだけの場所に見えたので、
端っこのジメジメしたところにクルマを停めてインフレータブルカヤックを広げた。

川までは100mくらいのスロープをカヌーを担いで下りる。
すぐに鮎釣り師が1名やってきた。
これから用意するとのことなので、
先に川の中で写真撮影をさせてもらう。
スタート地点の神崎川の色は、噂通りのスッコーン!と突き抜けたブルー。

8.jpg

これで普段の半分の透明度なのか!?👀

今まで漕いだ中でもっとも透明度が高かったのは群馬県の男鹿川。
そこの水のキレイさもすばらしかったが、
川底の岩に長さ数センチのコケが所々付いていて、
若干野性味があった。

一方でこちらのコケは岩肌に張りつく程度で、
ある意味生々しさがない。
清潔さを感じる。

こんなに静謐で清らかな見た目なのに、
入ってみるとなかなかの急流。

踏ん張ってないと早足くらいのスピードで、
びゅーーーんっ!
と流される。

なので早々に写真撮影を切り上げて出発。
でも、わずか50mで金鳥蚊取り線香のコマーシャルに出てきそうな、
日本の正しい淵に出会ってしまい遊びはじめる。

9.jpg
これで水深2mくらいある

いかん、いかん!
このままではいつまで経ってもゴールに到着しない。
後ろ髪をぐいぐい引かれつつ、
カヌーに乗り込むとまた50m先、
つまりスタートから100m地点で25mプールのように大きな淵を発見。

あやや~!?
ここはもしかして……。


👀👀👀👀👀



10.jpg

”空飛ぶカヌー”スポットではないか!!
(カメラが結露して若干ボケてしまった……)

ついに見つけた。


・ただ青いだけでなく、ほんのり白みも帯びたやさしい水色
・陽光が当たると光を反射する川底の岩
・淵をのぞくと吸い込まれそうな深いブルー

いったいどれくらいの深さがあるのだろう。

もうゴールなんかしなくていい!!

大至急飛び込んだ。



飛び込み台の高さは約5m。
水深は4.1mあった。
これだけの深さでも川底から見上げると太陽がギラギラしていた。
その間をカワムツの群れが
ちょいとごめんよ~、
と空を飛ぶように横切っていく。

もう止まらない。
足から飛び込んだ後は頭から。
頭の次は背中から。
背中の次はお尻から……。
考えられるすべての体勢で飛び込んだ。

飛び込みに飽きたらシュノーケルとマスクを付け、
何度も何度も深く潜る。
そして川底の大岩にしがみつき周りの地形や魚種を確認。

あっちの方が深そうだぞ。
あっ、鮎もいる!
あそこは流れが渦をまいているぞ。
毎回新たな発見がある。

今まで私にとっての楽園はモルディブだった。
しかしついに交代だ。
毎年夏に1番やりたいこととして、
「透明度バツグンの川でビールをゆっくり飲みながら大型犬と戯れる」
と宣言していた。
ところがそれが2011年の阿寺渓谷(長野県)↓以来なかなかできない。
P1010952.JPG

その理由は以下。


・クルマで河原まで行けるきれいな川は人が多い
・人が少ないきれいな川は水温が氷のように冷たい
・条件をクリアした川を見つけても、その日に限って天気が悪い

だが、ついに実現。
泰楽とは初めてビールを飲みながら思う存分遊べた。

その後も浅瀬を空飛ぶ絨毯状態で進む。

12.jpg

周りは雑木林で囲まれて人工物がほとんど見えない。
しかも増水中だからか釣り人は皆無。
そこを早歩き程度の軽快なスピードで
さらさらさら~~っ
と流され、ほほに心地よい涼風が当たり続ける

感じるのは、
限りなく透明な流れ、
あざやかな緑、
微風、
蝉しぐれ
のみ。

川面をのぞくと底の石が飛ぶように後ろに遠ざかっていく。
自分たちが空飛ぶ絨毯に乗り、
眼下の一つひとつの石が建物のように見えなくもない。



かなり浅いようだが、水深は最低でも30㎝程度はあったので歩くことはなかった。

実はカヌーを漕ぐこと自体はそんなに好きではない。
スタート時はわくわくするのだが、
同じ動きを繰り返すことにだんだんと飽きてくるのだ。
向かい風に当たってなかなか進まないときときなんか完全に修行気分。
ならばなぜ川に行くのか、といえば、先ほどのように潜って遊ぶのが楽しいから。
だが今回はじめて
「カヌーを漕ぐだけでも楽しぃー!」
と思えた。

もちろん途中で何度も泳いだけど。

11.jpg
この辺りで武儀川になっていたはずだが合流地点は分からなかった

ところが世の中そんなに甘くはないことを分からされてしまった。
スタートして3.5km地点に生き地獄があったのだ。
あの魚道だ。

13.jpg

魚道のトンネルをのぞくと距離は4mくらい。
幅は90㎝のカヌーがぎりぎり通れる程度。
ユーチューブを観ると皆さん笑顔で和気あいあいと通過している。
なのでカヤックのサイズに問題が無いことを確認して

もう通過したようなもんさ

と余裕をぶっこいていた。

まず自分と嫁がカヌーから降りる。
そして私は船体につながったロープを片手に泰楽だけ乗せた状態のカヌーを先に流すようにしてトンネルを通過。
やはり余裕。

ところがだ。
トンネルをくぐった先の階段状に見える魚道に一歩足を踏み出すと足がつかない。

7.jpg
どう見ても階段状なのだが……

はて?
右足に重心をかけ、
左足のつま先でちょんちょんと底を探る。
そこで分かったことは
底がテトラポットのように凸凹で、まったく階段状になっていない
ということ

深いところの水深50㎝以上はあった。
そこを
ごぉぉーっ!👊
という轟音をたてて水流が落ちていく。
つまりこの日の水量だと危険極まりない状態だったのだ。

泰楽の体重は30㎏。
カヌーの重量は20kg。
合計50㎏をカヌーにつないだロープで左手に支え、
右手でコンクリートの枠をつかみながら進む。
すぐに転倒。
足をテトラポットにバコバコぶつけながら3mほど流された。
脳天に染み渡る痛み……。

しかし父ちゃんが手を放すわけにはいかない。
若干恐怖でひざをわなわなさせながら10㎝ずつ足を前に出していく。

するとまたもや嫌な新発見。
魚道はテトラ状のものが入った箱を階段のように積み重ねた形状をしており、
一段下がるごとに体重30㎏の泰楽がいるカヌーの先がガクンっとシーソーのように落ちて
どぼぼぼ~~~っ!
と水が中に流れ込む仕組みだったのだ。

その際のカヌーの総重量は
たぶん300㎏以上。
泰楽は何とか踏ん張ってくれたが防水バックやクーラーバックなどの荷物はすべて浮いた。
その場に踏みとどまるだけでも渾身の力で精一杯。
生命の危機を意識……。

ニアス(インドネシア)で8フィートの波にもまれて以来の絶望感だ。
私の体重は56㎏。
10代、20代はデブだった体質なので、かなりがんばってこの数値を10年以上維持している。
なにが自慢?
と聞かれれば
体重維持だよ
と一番に答えるほど自尊心の拠り所となっていることだ。

しかしこのとき生まれて初めて
猛烈にデブになりたい!
と思った。
そして
神様私を80㎏にしてください
と涙目で天を仰いでしまった💧

だが、この極限状態で太る術はどこにもない。
300㎏を持ち上げることはできないが体重56㎏でもなんとか押すことはできた。
じりじり、じりじりと進むこと30分。
50mくらい魚道を精根を使い果たしつつやっつけた。

ちなみに後ろからついてきた嫁も途中で転んで、足が傷だらけに。
ウェットスーツを着ていなければ、ぱっくり切っていたかも……。
もう絶対にやりたくない。
もしまた来るなら水位が―0.3m以上あるときは直前の河原をゴールとする(3.5kmコース)ことに決定。

下りた直後はアユ釣り師の嵐(20人くらい)。
左端を約100m歩く。
その後は水量と瀬がやや増えるので、
より快調な漕行に。

ゴールは工場脇のお墓の近く。
8.4kmで4時間くらいかかった。
そのうち遊びが1時間で地獄が30分。
なので正確には2時間30分くらいのコース。
チャリ7km・26分。

キャンプ地は神崎川の最上流部。

14.jpg

標高280m。
水がかなり冷たいが20㎝前後のアユがたくさんいた。

帰りは円原川で湧き水を汲み、

15.jpg
写真中央の崖からドドドーっと水が湧いている


ヤナで鮎をたらふくいただいて帰った。
16.jpg
コース料理を注文すると鮎のつかみ取り体験をさせてくれる

まさにハイリスク・ハイリターンな夏休みでした。

ラベル:武儀川 神崎川

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2019年09月25日

犬とカヌー「圧倒的透明度で”空飛ぶカヌー”を満喫」板取川・神崎川(栃木県)①

史上最高の天然水族館を発見!(水位:下洞戸-0.7m 谷口―0.17m)


9月5日から遅めの夏休みを取得し、2泊3日でカヌーキャンプへ出かけた。

行先の条件は以下。

1.限りなく透明な川
2.比較的水温が暖かい関東以西
3.旨い鮎が食べられる

本当は4年前に行った四国の仁淀川にしたかったが、片道で12時間。
どうしても踏ん切りがつかなかった。
(普段仕事がハードな嫁が長時間の運転を嫌がるし)

そこで選んだのが岐阜県の板取川と神崎川
清流で知られる長良川の支流だ。
両方ともカヌーをする川としては、あまり知られていない。
だがネットで画像を見ると画面を三度見した後に、
「うぉぉー!」
と叫んでしまったほどの透明度。
川面に浮かぶカヌーの影が川底にくっきり映るので、
”空飛ぶカヌー”
を実現できるらしい。

出発は深夜0時。
1回休憩して4時間で板取川にもっとも近いSAに到着。
たぶん合計5時間あれば出発地点に着きそうだ。
SAで朝を待つが一睡もできず。
徹夜は20年ぶりくらい。
けっこう頭がぼ~っとする。

初日に下るのは板取川。
ゴール地点の河原(長瀬橋の少し上流)に電動折りたたみ自転車を置き、
7km上流の広い河原へクルマで下りていく。

ここからスタートだ。

天気予報では明け方に雨が止むということだったが、
スタートする午前8時30分の時点で普通に降っていた。
なので水は濁っていて透明度は5mくらい。
絶好調のときは軽く10mを越えるそうなので非常に残念。

水位は若干高くー0.7m(下洞戸)くらい。
ー0.8mくらいがベストのようなので瀬がきつくなっているはず。
寝不足+雨天+疲れそう、でややテンションダウン。

まぁー最高のコンディションという訳ではないが、

「漕いでいるうちに晴れるかも」とちょっぴり期待し乗船!

1.jpg
泰楽だけ相変わらず腰が引けてるけどね……。

スタートして50mで50㎝くらいの段差。
以降、100mおきに0.5~2級の瀬がある。
結構忙しい。

やっと落ち着いた流れになったので、
お待ちかねの水中を覗いてみると……?


👀👀👀👀👀





かわいい川魚の嵐!!


近寄れるのはカワムツやオイカワなどの雑魚ばかりだが、
目を凝らすと2m先を鮎の大群がサササササーっと横切っていく。

ヒンヤリと心地いい水温
クリスタルブルーの程よい流れ
人間を怖がらずに近寄って来る大勢の小魚

この貸切空間を身一つ、そして歩くほどのスピードで流されていく時間がたまらない。
これをしに来たのだ。
物理的に可能ならばこのまま川の中で自給自足しながら一生を終えたい。
ぼぉ~っとしていた頭がシャキン!と冴えわたった。

この時期の板取川は鮎釣りが盛んだ。
当日も釣り師が10人くらいがかたまっているところがあった。
しかし、ちょうどそこは3級の瀬がある地点だった。
なので残念な気持ちは微塵もなく河原近くをライニングダウン(歩く)した。
その他は川幅が広いので多少釣り師がいても問題はなかった。

後半は比較的深い淵が点在していた。

2.jpg

↑ここは深さ4mくらいあり、晴れていれば川底まで見通せたらしい。
まさに”空飛ぶカヌー”スポット。

結局晴れ間を見ることなくゴール。
7.3km・2時間14分の川旅だった。チャリでは7km・26分。
印象としては魚の多さや透明度から規模を半分にした仁淀川という感じ。
ただし、瀬は仁淀川よりワンランクきつい。
そして水温が想像よりも冷たい。
10分以上泳ぐなら3mフルスーツでちょうどいいくらい。
ぜひもう一度晴れた日に来てみたい。

その後は上流へキャンプ地を探しに行った。
途中、観光名所の「モネの池」に立ち寄る。

3.jpg

こちらも曇り空だったので期待ほどキレイではなかった。
なお、日差しの関係で正午前後がベストの模様。

林道をさまよい何とかキャンプ地を発見。
そこから1分歩くとひろ~~い河原があった。
そしてクリスタルブルーに輝く深そーな淵も。

半径200m、見渡す限り人影なし👀
たぶんこちらを見ているのは鹿か猿か熊のみ……。

これはうきゃうきゃモードで遊べる??

ぼかし.jpg

大至急川岸の大岩に駆け上り、飛び込んだ。
水深は3.1m。

実を言うと高所恐怖症なのだが、
なぜか飛び込みは大好物。

足元から地面が離れ、
頭の中が真っ白になり、
着水後にぶくぶくと沈んでいく……。

この数秒間のスリルとスピード感たまらない。
体力が続く限りベルトコンベアのように永遠に繰り返したくなる。

泰楽も多少テンポが狂ったベルトコンベアのように、
とろとろしながらも浮くボール遊びを繰り返していた。

だが、川遊びのメインイベントはこれではない。
水中の生物とお友だちになることだ。

5分間で10回ほど飛び込みを繰り返した後、
シュノーケルを装着して潜ってみた。

すると……。


👀👀👀👀👀



5.jpg

IMG_3526.jpeg

これは葛西臨海公園ではありません。
天然の川です。

まさに天然の水族館

今まで北海道から四国まで20ほどの川に潜ってきた。
その中で魚がウヨウヨいたのは3つ。
千歳川(北海道)
静岡県某所(秘密場所)
黒尊川(高知県)
そのいずれもがカワムツやブラウントラウトなど雑魚(私にとって)だ。

だが、ここで群れていたのはすべてアマゴ。
サイズがどれも12㎝前後と小ぶりだが、
斑紋(パーマーク)が美しい。
また、岩陰に23㎝前後の大物も2~3匹いたが目が合うと全員
「しまった! じゃーねっ💦」
とダッシュ。
あまりの衝撃的野生絶景に水中で立ち眩みしてしまった。
ちなみに渓流を潜っていると、魚とよく目が合う。
ヤマメとアマゴはその瞬間に一目散に逃げてしまうが、
イワナは、おとぼけキャラが多く、上流からどんぶらこと流れて行くと、
真正面に対峙して50㎝くらい近づくまで逃げないヤツが多い。
そのときの表情は正面からでも両目が真ん丸に見えて、崖の上のポニョを思い出す。

結局家族3人で2時間ほど遊び、
最後は全員唇を真ムラサキにし、ぶるんぶるんに震えつつ、やりつくした感を胸にキャンプ地へ戻った。

翌朝は5時に起床。
空を見上げると待ちに待った青空。
大至急カップラーメンをかきこみ30kmほど離れた神崎川へ向かった。

途中で立ち寄った板取川はこんな様子。

6.jpg

❗ ❗ ❗ ❗ ❗

ぜんぜんきのうと違って吸い込まれるようなエメラルドグリーンではないか!
これが板取川の実力か。
下れないのがくやしい……。

とはいえ、この日下る神崎川は板取川を凌ぐ透明度らしい。
と、いうことは透明度30m?
モルディブ並み!?
期待で胸をパンパンにさせ、アクセルをベタ踏みした。

今回は神崎川を出発して途中で武儀川に合流するコース。
当日の武儀川の水位は―0.17m(谷口)。
通常は―0.5mくらいので大幅に水量が多い。


と、いうことはもしかして透明度は……??
スタート地点に到着する手前で川を覗くローカル釣り師がいたので透明度を聞いてみた。

「透明度? 
こんなもんじゃないよ。
いつもの半分だね」

💧💧💧💧💧

そして水量が多いことでさらなる問題が発生した。
今回のコースの途中には高さ7~8mの堰堤がある。
7.jpg

当然我らはスタント野郎ではないので落っこちるわけにはいかない。
ではどうするか?

実は写真右側の階段状のものは魚道で、
その突き当りがトンネルになっており、
カヌーを通すことができるのだ。

しかし、水量が多いとそのトンネルの空間が沈んでしまうらしい。
ならば今回は??

写真の位置からではトンネルが全然見えない。
どうしても見たければ魚道の枠のコンクリートを伝って奧に行ってみるしかない。

コンクリートを伝う

落ちたらずぶ濡れ



ここで諦めたら手前でゴールすることになるので、
8kmコースが3kmになってしまう。

「せっかく5時間かけて来たのに、お父しゃん……」

嫁と泰楽のすがるような視線がおいらの心に刺さる。
仕方がない。

一、二の三!

で短パンを脱ぎ捨て、
パンツ一丁でコンクリートの上を歩きだした。
平均台の上を舞う10代の体操選手のように。

その先に見たものは高さ1mほどの空間。

これならイケる!

そしてスタート地点へアクセルをベタ踏みするのであった。
なお、運転中「へその脇がかゆい」と思ったらヒルがくっついていた。

つづく



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